2008年08月17日

大道芸という世界

今日はとある用事で横浜に行ってきた。

「せっかく横浜に来たんだから、みなとみらいに行こう」みたいな流れになり、
ランドマークタワーへ寄った。タワーの展望台に行ってぐるっとした後、
「さぁ次どうしようか?」「赤レンガ倉庫に行こうか?」「でも遠いし足痛い」
とか話していたら、タワーふもとの階段で大道芸人が芸を始めるところだったので、
とりあえず休憩がてら、見ていくことにした。


最初はシガーボックス、そして中国のコマと、芸が進んでいった。
芸自体は普通に「おぉすげえ」という感想なんだけど、この大道芸は違った。

「皆さんの拍手で私達はやる気になりますからねー!」
「中途半端だと『なんかつまんねーな』と思われちゃうので、
 このときだけはサクラになってワーッとお願いしまーす!」
そんなトークで笑いながら、芸が成功するごとにみんな拍手をしていると、
不思議とだんだん勝手に引き込まれていった。




最初はみんな遠慮がちに階段にまばらに座っていたんだけど、
だんだん芸が進んでいくうちに真ん中に密集していった。
1回始まったらみんな普通動かないでしょ?
もちろん自分で動いたんじゃなくて、芸人さんに動かされたのです。

「とりあえず皆さん立ちましょうか!」
「このお姉さんを中心に、集まってください〜!」
「そこから先は三菱○所の敷地内なので、どーかこっちに!」
とかまた笑いを取りながら丁寧かつ強引にお客さんを動かして、
気がついたら、階段はびっしりとお客さんで埋まった。
しかも芸が成功したらワーッと乗る、ホントに日本人?みたいなノリの観衆になっていた。

そんなノリの中、芸が進んでいく。
一つ一つの芸が成功するたびに一気にみんなでワーッと盛り上がる。
無理矢理盛り上がっていると、本当に楽しくなってくる。
失敗しても、それも演出のひとつみたいな感じで、全くがっかりさせることがない。

そして最後の芸。
見ている方も明らかに難易度が高いなと思う芸にチャレンジするけど、何度も失敗。
失敗する度になぜかこっちもハラハラしてしまう。
そして成功した瞬間は、安堵と拍手、感動。
ホントに「からくりサーカス」の大道芸のフィナーレみたいな終わり方だった。
もう、素直に感動してしまった。



海外では大道芸はメジャーらしいけれど、日本じゃあまり馴染みがない。
馴染みがない上に、ちょっとみんな遠慮してしまう感じがする。
確かに日本人は、恥というか奥に引っ込むみたいな文化があるので、
大道芸人にとっては余計にハードルが高い。

でもそこを、絶妙なトークでお客さんの笑いのポイントを巧く刺激して、
ついに自分達の世界に引き込んでしまう芸や話術、間の取り方、本当に感動した。
芸だけがすごいんじゃなくて、あれほどのお客さんを自分達の思うように動かして、
自分達の世界に引き込み、そして皆を感動させてしまう力。
大道芸人は、単に芸のすごさだけを見せるだけじゃなくて、
お客さんに感動体験をさせるプロフェッショナルなんだなと思った。

嫁さんいわく「最後の方、ちょっとうるうるきてた」
僕も横浜に来て一番感動したし、来てよかったと思った。
そう思わせる温かい大道芸だった。



そして、この大道芸の良いところを自分でも盗んで取り入れていきたいとも思った。
プレゼンとか、いろんな場面で役に立ちそうな気がする。
完全に、「この道」を極めた人にあてられたw

やっぱりこういう人はすごく尊敬するし、自分もそうなりたいなーと思う。
いつか自分の畑で、胸を張れるようになりたい。
まず今会社でやっている勉強は、とにかく全部吸収しよう。


いろんなことを、下りの東名高速で考えながら帰った。
posted by comr at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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